スヌーピーがいたアメリカ 『ピーナッツ』で読みとく現代史

  • 慶應義塾大学出版会 (2023年7月22日発売)
本で見る
3.57
  • (1)
  • (3)
  • (2)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 135
感想 : 12
4

英題の直訳は「チャーリー・ブラウンのアメリカ」だがこの邦題はいいのか?と思ったが、訳者あとがきでそこのマーケティング上の戦略というか、思惑みたいなものも書かれていたので良し。
50年代から80年代にかけてアメリカで巻き起こっていた大きな社会問題と、それを「ピーナッツ」がどのように扱い、反響があったかを解説したもの。想像よりもそれぞれの説明密度が高く、読み応えがあった(多少つまらない部分もあった)。個人的には「ピーナッツ」の原作も、アニメもほとんど見た記憶がないので、挿絵があまりなく、想像に頼らざるをえなかった箇所が多かったのが残念。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 文化史
感想投稿日 : 2025年3月7日
読了日 : 2025年3月5日
本棚登録日 : 2025年3月6日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする