
長い。自伝小説。山口の三田尻と朝鮮半島を舞台に話は進む。太平洋戦争後、日本に残った主人公の家族と祖国再建の為に半島に帰った母の両親と弟。学問はないが生きる力は誰よりもたくましいお父やんと、学問ができ優秀ではあるが理想を追い求め共産活動に傾倒していくオジさん。オジさんは進行してきた北の軍隊に徴用され兵士となるが、その後隊を逃げ出す。村に帰り村民の目から逃げて穴に隠れているのを、日本から命がけでお父やんが救出に行く。日本を舞台にした所は、情景が目に浮かびどんどんページが進むが、話が朝鮮戦争最中の韓国にうつるととたんにつまらなくなる。戦争を描くのが下手なのかなぁ。
- レビュー投稿日
- 2013年2月8日
- 読了日
- 2011年9月4日
- 本棚登録日
- 2013年2月8日