できそこないの男たち (光文社新書)

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本棚登録 : 1450
レビュー : 233
著者 :
たっちさん 2013年   読み終わった 

分子生物学が明らかにした、男を男たらしめる「秘密の鍵」。SRY遺伝子の発見をめぐる、研究者たちの白熱したレースと駆け引きの息吹を伝えながら≪女と男≫の≪本当の関係≫に迫る、あざやかな考察。(カバーより)

『生物と無生物のあいだ』以来だったけど、さすが福岡先生。教科書的な記述は少なく、生物学の知識が少なくても読める。美しい文章で、理系な内容を取り上げているのに、文学作品を読んでいるような錯覚さえ起こしそう。

生命の基本仕様はメスであり、オスは急ごしらえのカスタマイズでつくられる。オスは感染症にもがんにもなりやすいし、寿命は短い。しかしオスがいるからこそ多様性が生まれる。エピローグを読んでいて、ジェットコースターを楽しめない自分は生物としてダメなのかもと思ったり…

『フェルマーの最終定理』(サイモン・シン)とかもそうだけど、研究者のドラマはやっぱり好きだな。高校一年のときに、生物は暗記ばっかりだなと思っちゃって一気に興味を失ったけど、こういうふうに紹介してくれればもっと興味が湧いたのになー。

レビュー投稿日
2013年4月28日
読了日
2013年4月27日
本棚登録日
2012年9月30日
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