学生時代から起業して、色々頑張ったけど既得利権者に破れた経験から、起業を日本でするんじゃだめだ!若者よ!起業は海外、しかもアジアだ!って本。
自らの起業から成功、そして既得利権というか大きな力というかそういうのにエイ!って潰されちゃった切ない経験を語っている。ホリエモン逮捕や村上さん海外脱出などを思い起こせば、日本って出る杭どころか出そうな杭を、しかも打つんじゃなく様々な方法で抜いてしまうんだなぁってのを改めて痛感した。
で、中国とかではそういったベンチャー成功者を賛美してますって話やら、シンガポールは移民、特に能力の高い移民を積極的に受け入れる国造りをしましたって話が続く。シンガポールがアジアの中心になりつつあるって話はWBSとかで観たような観なかったような気もするが、自分たちの国が生き残っていくための方法を移民を受け入れざるをえない状況をむしろ逆手に取ってるあたりはすげぇと素直に思った。
あとは「ビジネス成功の鍵は波に乗ること」と言い切る辺りは含蓄あるなぁと。そして、その流れを常に意識していないと乗れないよ、と。願い事をいつも思い描いていないといざ流れ星を見つけても願い事が言えないでしょう?なんてちょっと上手い言い回しは若干イラっとしたけど。ただ、「常に考える」という姿勢はなんにしても大切、って事ね。
後半の聴講者感想文みたいなのは超蛇足。いらねぇ。
面白かったと思います。
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教養
- 感想投稿日 : 2013年9月25日
- 読了日 : 2013年9月25日
- 本棚登録日 : 2013年5月1日
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