突き抜けるまで問い続けろ 巨大スタートアップ「ビジョナル」挫折と奮闘、成長の軌跡

  • ダイヤモンド社 (2021年7月1日発売)
本で見る
4.03
  • (41)
  • (43)
  • (16)
  • (8)
  • (2)
本棚登録 : 596
感想 : 48
5

ビズリーチでお馴染みの会社ビジョナルの軌跡を追っている。

経営者の器
 南氏はビジョンを明らかにして、優秀な人を巻き込めるほどの人間的魅力がある。


うまくいっているビジネス、成功している事業には必ず理由がある。それが何か探り当てることから始めろ。徹底的に調べて掘り下げて、その本質を見つけだす。

要素分解を徹底的に行う!
プロ野球ビジネスを要素分解すると、①チケット、②広告、③放映権、④グッズ、⑤スタジアム運営、⑥ファンクラブに分けられる。チケットは、販売方法や席のグレードという具合に、より細かく要素を分解できる。 小澤はこれを繰り返し、もう分けられないという最小の要素まで分類していった。 分解作業が終わると、今度はそれぞれの要素について、世界中の成功事例を調べていく。世の中の大抵のことは、自分が初めて考えたものではなく、誰かが既に実践している。まずは謙虚にその事実を理解し、成功事例をできるだけ集めて、そこから意思決定の判断軸をつくっていく。

「何をやらないかを決めないと、欲が出る。効率を上げるには、やることと同じようにやらないことを決めることも重要だ」


成長する会社と停滞する会社には、決定的な3つの違いがあるという。
一つは、変化への柔軟性だ。 競争環境が激しく変わる中で、その瞬間瞬間に機動力を持って自律的に動けたり、変化に合わせて自社を再定義できたりと、自ら変わり続ける能力を持つことが、会社の成長の大切な要素となる。
柔軟性を持つには革新的努力が必要となる。
できない理由を探すのは簡単。

どうすればできるかを考るべき。
ビジネスの種を見つけ出す。
要素分解、抽象化して別の業界の成功事例を持ってくるなどする。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年10月9日
読了日 : 2021年10月9日
本棚登録日 : 2021年10月9日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする