宇宙を駆けるよだか 1 (マーガレットコミックス)

著者 :
  • 集英社 (2015年2月25日発売)
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本棚登録 : 618
感想 : 50
4

これもまだ一巻しか読んでいないけれど、機会があったらぜひ、最後まで読み進めてみたい作品。この手の作品で私がいつも一番感激するのは、一昔前(私が小学生だった頃くらい)に流行った「王道の少女漫画」で使われそうな絵(まったくの個人的な見解です:笑)に対して、その対極に位置するようなものすごーくシビアな話を持ってくるところ。私だったら、即、ほんわか恋愛ものを合わせちゃいそう。可愛らしい容姿の登場人物たちと重苦しい話の展開の間のギャップに感じる違和感が、たまらなく心地良い。「違和感」をわざと生じさせているのか、それともこの手の話にはこのくらいポップな絵を合わせないと、読者が付いてこられないのか、それとももっと他の理由があるのかは知らないけれど、とにかく「この絵にはこの話がふさわしい!(逆もしかり)」と決断できる作家さんや編集者さんの判断力に素直に感激する。話の仕組みもシンプルがゆえに複雑さが増していく仕掛けになっていて、見事。ダラダラと続けるのではなくて、3冊にぎゅっと話を凝縮させている(たぶん)ところも、潔くて好き。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年8月12日
読了日 : 2020年8月12日
本棚登録日 : 2020年8月12日

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