<メモ>
09年11月ブクログ企画『秋にぴったりなちょっと切ないおすすめ本・漫画』にて、私が1番紹介したいのはこちらです。
このMIND ASSASSINシリーズはもちろんのこと、かずはじめ先生の作品には『切なく優しい物語』が沢山あります。その中で特にオススメなのが単行本4巻(文庫本2巻)に収録されている『#28 夏のひと』です。
※以下、ネタバレあり。
この話は主人公・奥森かずいの過去エピソードになります。出来れば1巻からの本編を知った後に読んで頂きたいです。
ここでは、かずいが恋をした年上の女性・夕夏里(ゆかり)との出会いと別れが描かれています。不幸な巡り合わせで最悪の結末を迎えようとしている夕夏里に、かずいは自分の持つ特殊な能力<精神と記憶を破壊する力>で幸せをもたらします。
2人の行動はとても最良の選択だとは思えません。ですが、別れの瞬間にかずいが言った台詞「それでもボクは…あなたが好きでした…」と、現在の2人が浮かべる微笑みを見れば、この作品がとても切なく優しい物語だということが伝わると思います。
また、同じ4巻(文庫本3巻)に収録されている『#31 異国の雪降る町』もオススメです。ある意味で『夏のひと』の対極に位置する話かも。秋野(あきの)ちゃんの芯の強さが私は大好きです♪
以上、ここまで読んで下さって有難うございました。
読書状況:未設定
公開設定:公開
カテゴリ:
漫画‐単行本
- 感想投稿日 : 2009年11月11日
- 本棚登録日 : 2009年11月9日
みんなの感想をみる