レ・ミゼラブル〈4〉 (岩波文庫)

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カバーから:1832年6月5日、パリの共和主義者は蜂起した。激しい市街戦が展開する。バリケードに立てこもった人々の中にはマリユスとジャン・ヴァルジャン、そして今やスパイとして捕われたジャヴェルの姿があった。物語はいよいよ大詰めに向かって進展する。
Wikipediaから
1832年6月5日、ヴィクトル・ユーゴーが、レアール(フランス語版)方面に銃声を聞いたのは、テュイルリー庭園で戯曲を執筆しているときであった。公園は閉鎖され、管理人はわざわざ解錠してユーゴーを外に出したが、彼は家に急いで帰らず、閑散とした通りを音の方向へ向かった。その時には、パリの半分は叛徒の占拠するものとなっていた。レアールのほとんどはバリケード封鎖されていたので、ユーゴーはモンマルトルを北に向かい、サーモン小道を右に進み、ブ・デュ・モンド通り前で曲がった。路地を半ばも行くと、両側の鉄格子から威嚇の銃口が突きつけられた。店という店は閉まっていたので、バリケードに囲まれたユーゴーは、壁に向け身を投じ、柱の間に身を隠した。15分の間、両側から銃弾が飛び交った[14]。
1862年に出版された『レ・ミゼラブル』は、ナポレオンの敗退から六月暴動までの20年を描き、六月暴動は終章のクライマックスとなっている。ユーゴーは歯に衣着せぬ活動的なレプブリカンであったので、革命を支持していたことは疑いない[15][16]。
カリスマ的なアンジョルラスに率いられ、パリの学生と貧民層により組織され、ラマルク将軍の死亡前夜に暴動を謀議する秘密結社『ABC(ア・ベ・セー)の友』は、実在の秘密結社『人権協会』の下部組織として描かれているし、パリの狭い路地のバリケードは現実の体験から描写されたものである。ABCの友は、彼らの拠点とした居酒屋コラント (Corinthe) のあるサン=ドニ通り(フランス語版)に出る、シャンヴルリー通り(rue de la Chanvrerie, 現在のランブュトー通り(フランス語版) (Rue Rambuteau))にバリケードを築いた。 物語のクライマックスの場面として、この暴動に主要登場人物が会し、多くの者が斃れるのである。
フィクションながら、『レ・ミゼラブル』がこのあまり目立たなかったであろう事件を有名にしたといっても過言ではない[17]。
コゼットとユリウスが結ばれたあとジャン・バルジャンは身を引いてしまうが、最後にはユリウスの命の恩人であることが明らかになりユリウスとコゼットが彼のベッドに駆けつける。しかし、そこで彼はコゼットにまた会えた喜びにうち震えながらも、自分の死期の確信の中で最後の言葉を二人に与え静かに息を引き取る。最も涙腺のゆるむ部分である。
彼の生き方は男のあるべき姿に近いのではなかろうか。自分も見習いたい姿である。

レビュー投稿日
2014年3月13日
読了日
2014年3月22日
本棚登録日
2014年2月24日
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