この本を購入した三国志展を思い出しながら読んだ。三国志は物語が有名だけれど、この本では歴史的な側面を強く感じた。
資料の説明が、出土場所など丁寧に記されていて面白い。西暦3年ごろの小物や武器などよく見つかったな、というものばかり。
だけど展覧会の工夫された空間を使った、弩弓や曹操の墓の再現の展示の派手さはやはり見応えあったなあとおもう。(そこは収録されていない)
曹丕が欲しがり、職人が途絶えたので復元させた帯金具。とても複雑な形で、金や宝石がたくさん用いて作られている。曹植の豆の歌のエピソードも面白い。
隷書体が三国時代の正式な書体。
白虎は天下泰平の時に顕現する瑞獣。
三国志の時代の習慣が垣間見えて面白い。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年4月22日
- 読了日 : 2020年4月22日
- 本棚登録日 : 2020年4月22日
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