まさしく、30代後半に読みました。 当時は、何とも、仕事も人生も行き詰まった感じがして(まぁ、「当時」だけでなく、今もそうかも知れないけれども)、妙に共感しつつ読んだ記憶がある。 思えば、著者も私も、現状に満足できない、常に焦燥感に駆られて日々生きてきた世代なのかもしれない(世代論はきらいだけれど)。 著者は、その後、大学講師を辞し、曲折を経て、編集プロダクションを設立することになる。 結構尖った本を出している。 「『40代後半』という諦念(老成?而立?老獪?)」という、続編を書いてほしいものである。 本作を読んで、?年経った自分、さて、どう変化したのであろうか。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ノンフィクション:和書
- 感想投稿日 : 2010年1月7日
- 読了日 : 2010年1月7日
- 本棚登録日 : 2010年1月7日
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