
H30.5.4 読了。
・東京の月島を舞台とした中学2年生の4人の男子が主人公の青春小説。一人一人が可愛らしく、頼りがあり、優しくて。ページをめくるのが楽しみになるようなワクワクした気持ちと自分の子供の頃の忘れたくない思いを思い出させてくれた小説だった。
続編を早く読みたい。
・「たいていの中学生は将来に不安を持っている。。」
・「切なくなるほどの恋をしたいなあ。きれいとかきたないとかじゃなく、頭がいいとか悪いとかじゃなく、Hをするとかしないとかじゃなく。その人のことを思うと、自然にあたたかい気もちになったり、心がよじれて眠れなくなる、そんな恋がしたいなあ。」
・「誰かが自分を捨てて心から話す言葉には力があるのだとぼくは理解した。」
・「自分の1番弱いところをみんなのまえで話せただろ。強いって、ほんとうはそういうことじゃないか。」
・「ぼくたちはみんな年を取り、大人になっていくだろう。世のなかにでて、あれこれねじ曲げられて、こうしていることをバカにするときがくるかもしれない。あれは中学生の遊びだった。なにも知らないガキだった。でも、そんなときこそ、今の気もちを思いだそう。変わっていいことがあれば、変わらないほうがいいことだってある。」
- レビュー投稿日
- 2018年5月4日
- 読了日
- 2018年5月4日
- 本棚登録日
- 2017年2月10日
『4TEEN (新潮文庫)』のレビューへのコメント
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