用意した軍資金の半分、2500万が早くも「沼」に飲み込まれたが、そんなことに構わずひたすら注ぎ込み続けるカイジ。
第2関門である門番を飴にすり替えたことで、玉は次々にクルーンへ流れ込むようになった。
そんなカイジの様子が地下施設へ生中継で届けられ、45組は声援を送る。
テレビを許した兵藤の意図は…
「祈りや声援…
そんなものの無力………
効力の無さを知って欲しかった
…
逆に言うなら…………
祈るようになったら
人間も終わりって話しだ……!」
じいさんのこの言葉、すべてを肯定することはできないけれど、「勝ち」というのは奇跡や偶然じゃなく自分の力で手にするものだというのは正しいと思う。
クルーン、台、床が傾いていることに気が付いたカイジの「沼」攻略は、20トンの水で裏カジノのビルそのものを逆に傾けるというものだった。
しかし、生まれながらの宿運のためか、玉をクルーンの3段目に行かせることができないカイジは、ついに持ち玉をすべて使い切ってしまった。
さらに1000万、遠藤に「貸せっ…!」と要求するカイジ。
「わかってくれよっ………!
迷ったら………
望みだろ……!
望みに進むのが
気持ちのいい人生ってもんだろっ……!
仮に……
地…
地の底に沈もうともだっ…!」
遠藤は涙をボロボロ流してカイジに1000万を託し、カイジは悪魔「沼」の前に戻って来た!
カイジの策略と一条の謀略、火花を散らす真剣勝負の行方は……?
- 感想投稿日 : 2020年6月13日
- 読了日 : 2010年4月17日
- 本棚登録日 : 2020年6月12日
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