ベトナム戦争は既に我々日本人の意識から風化しつつありますが、こうして70年代当時を語る本書のような小説を通じベトナム戦争に対するアメリカの苦悩が生々しく蘇ります。アメリカが自由主義国家の盟主たらんとして負った傷は小さくなかったことを現場目線でよく捉えます。
さて、本書は現場パイロットが書き下ろしただけあってドキュメンタリー戦記としてもよく出来ています。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
戦記ノベル
- 感想投稿日 : 2013年5月2日
- 読了日 : 2010年8月2日
- 本棚登録日 : 2013年5月2日
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