主人公が不死身でどんな苦境に追い詰められても絶対に勝つという典型的なアメリカンヒーローノベルである。唯一、賞賛されるとしたら当時のハイテクを取り扱いながら上梓後30年経過した現代でも小説としての魅力が失われていない点にある。また、イギリス、フランス、カナダと目まぐるしく逃避行を続けながら敵役に切り込むタフネスさを臨場感たっぷりと表現できる能力もすばらしい。
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- 感想投稿日 : 2015年8月6日
- 読了日 : 2015年8月6日
- 本棚登録日 : 2015年8月6日
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