建築家原広司の事務所で働いていた若き建築家が、世界中の建築を旅しようと思い立ち、エジプト・ギリシャ・トルコ・フランス・スペイン・アメリカなど、古今東西の名建築を訪れた体験記。建築についての深い洞察と、旅をする歓びがみずみずしい文体でつづられる。建築版「深夜特急」だ。ドイツのルール工業地帯の産業遺産に究極の「建築」を見出すくだりは、個人的にツボだった。
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カテゴリ:
建築
- 感想投稿日 : 2008年5月9日
- 読了日 : 2010年11月11日
- 本棚登録日 : 2008年5月9日
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