背いて故郷 (講談社文庫 し 11-4)

著者 :
  • 講談社 (1988年8月1日発売)
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本棚登録 : 56
感想 : 5
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『飢えて狼』、『裂けて海峡』、『背いて故郷』とシミタツの冒険小説三部作と云われており、しかも本作は日本推理作家協会賞受賞作である。前2作は私のお気に入りでもあり、さらにこれはその上を行くのかと期待して読んだが、案に反して琴線に触れなかった。
とにかく長いと感じた。しかもなんだか主人公が自虐的ながらも自分勝手な性格で、自分に酔っているという感じが終始拭えなかった。
まあ、本作も海洋業を生業とする人物設定であるから、ちょっと飽きが来たのかもしれない。
北国の寒さだけが印象に残った。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリ&エンタテインメント(国内)
感想投稿日 : 2017年6月18日
読了日 : 2017年6月18日
本棚登録日 : 2017年6月18日

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