ん~、泡坂妻夫氏の作品にしては小粒だったなぁ。
解決部分を読むと、さりげなく手掛かりが全体的に等分されているのは判ったが、カタルシスが感じられなかった。最大の原因はどの登場人物に焦点を当てたらよいか最後の方まで絞れなかったことだろう。それほど今回は登場人物が類型的過ぎた。
『11枚のとらんぷ』の各々の登場人物の個性、『ゆきなだれ』のような情緒溢れる文体を味わってしまった私には、単なる凡百のミステリにしか感じなかった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ミステリ&エンタテインメント(国内)
- 感想投稿日 : 2018年6月17日
- 読了日 : 2018年6月17日
- 本棚登録日 : 2018年6月17日
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