確かに犯人は解らなかった。カー特有の怪奇趣味が横溢してもいる。秘密の通路も今回は多めに見よう。
が、しかしそれら全てをもってしても、こちらの知的好奇心をそそらなかった。
実際、昨今は本格ミステリを読んで世界が止まる感覚、いや驚愕を味わった記憶が無い。
でも欲しているんだ、あの感触を再び。
初期の作品だから円熟味は無いとは云え、メイルジャア失踪のトリックの真相は荒唐無稽すぎる。俳優は万能じゃないんだぜ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ミステリ&エンタテインメント(海外)
- 感想投稿日 : 2018年4月29日
- 読了日 : 2018年4月29日
- 本棚登録日 : 2018年4月29日
みんなの感想をみる