人類の誕生・進化、生息域の拡大、日本人のルーツまでを一冊にまとめた本。いろんな話が盛り込まれるけど、自然に読み進められた秀逸なストーリー構成だ。比較的大型・長寿命なヒトという生物では、進化は緩慢なのものかと思っていたけど、1000年程度のスケールで、結構進化しているんだと再認識した。しかしこれからはそうもいかないようだ。
《人類は、すでに体ではなく道具を進化させる段階に入っているからです。》p185
《これからの人類が、自らの体を大きく変化させることで、環境に適応することは、もうほとんどないでしょう。》p187
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
新書 理数系
- 感想投稿日 : 2016年4月2日
- 読了日 : 2016年4月2日
- 本棚登録日 : 2016年3月20日
みんなの感想をみる