ダ・ヴィンチ・コード(上中下合本版) (角川文庫)

  • KADOKAWA (2014年4月25日発売)
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感想 : 17
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日本人には馴染みが浅いキリスト教に対し、欧米人は造詣が深く、且つ長い歴史を持つ文化であることを再認識しました。恐らく欧米人にとっては基礎的な教養だけれでも、自分は本当に知識が浅いなあと…彼らと会話をする上での基礎装備・礼儀なのかなと思いました。

最近読んだサピエンス全史に人類がその他動物を抑えて繁栄した理由の一つに「虚構」を信じる能力とありました。改めて、宗教もあくまで人間が創り出した虚構に過ぎず、また教義もコンスタンティヌスが国を支配する上で都合の良いように作られた人為的なものであることも面白い学びでした。

イエスは性行為と一線を画し超越した存在であると私自身も教えを受けており、まさかのイエス王族説。結局いつの時代でも、支配者間の争いが歴史の主役になっているんだなあと。歴史を紡ぐのは勝者であると改めて認識しました。

キリスト教もビジネスであり、支配体制の一つですね

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年5月30日
読了日 : 2020年5月30日
本棚登録日 : 2020年5月30日

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コメント 1件

マウントフジさんのコメント
2021/07/25

確かに、私もいつの時代も支配間の争いが歴史の主役~だと思いました。
宗教について、あまり馴染みがない環境にいたので、この本を読み進めるのに、何度も調べたりしながら、読みました(笑)。
虚構を信じる能力、腑に落ちました!

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