ドイツの歴史研究の第一人者であるオットー・ブルンナーの論文集。支配、正当性、支配原理の概念史といった国制史的観点から旧ヨーロッパから近代世界への転換を素描する論文もあれば、ヨーロッパ都市や農民とロシアの都市や農民との比較といったよりミクロな視点からヨーロッパ固有の特徴を描き出そうとする論文もある。様々な対象をとるものの、旧ヨーロッパから近代への移行という一貫した歴史の趨勢がよく分かる論文集となっている。
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- 感想投稿日 : 2013年7月5日
- 読了日 : 2013年7月5日
- 本棚登録日 : 2013年7月5日
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