いまは見えないものを見つけ出す 発想の視点力

著者 :
  • 日本実業出版社 (2009年8月12日発売)
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本棚登録 : 371
感想 : 38
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東大、BCG,アクセンチュアという経歴を持つ方の考え方のまとめ。
一つの物事に対し、どのように考えをめぐらし実の有るものに結実させていくか、というコツが書かれている。また時間を置いて改めて読むべき本。

以下抜粋。

・ブレストで発散させるだけではなく、そこからの発見力が必要。

・全体俯瞰をする、鳥の目と、限りなく対象に近づく虫の目の両方が必要。

・例外や矛盾に真実は潜む。大きな不変と変化に大発見がある。便利な場所にイノベーションは生まれず、強い成約の中にこそ、独創的アイディアが生まれる。

・幅広く色々な本質を理解して、事例を学んでいること。そしてマイノリティであることの寂しさや恐怖に耐えられること。それらが比べる視点を支えてくれる。「

・自分の会社のサービスが本当はどう使われているのかを観察しよう。満足度を聞くのではなく、満足そうに使っているのかをじっくり見よう。使いやすいですか、と聞くのではなく、不便そうにされていないかを見極めよう。

・ヒトの価値観をはかるための2つ。
①その人は何に一番お金と時間を費やしているか
②何を選んで、何を捨ててきたのか。

・すごい、と思ったものを分析しパターンに迫ること。その本質に迫ること。それを展開するのはJAH法(軸・値・幅)

・みんなと同じだと不安、という感覚こそが発想力の根源

・同じ子をを3回続けてやることでの限界突破作戦
(運動会での大声競争事例)

・お金の制限と場所の制限が創意工夫を加速させる。
(子供に、家族旅行を計画させる、誕生日パーティーを企画させるなど)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ビジネス
感想投稿日 : 2012年9月9日
読了日 : 2012年9月9日
本棚登録日 : 2012年9月9日

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