大谷藤郎氏は、厚生省官僚を経てWHOフェローとなり、数多くの公衆衛生・医療行政の問題に取り組むとともに、ハンセン病や精神障がい者の人権問題に尽力、とりわけ「らい予防法」廃止運動の先頭にたち、回復者による国家賠償訴訟勝訴に導いた人物として知られる。本書では、「らい予防法」がもたらした日本の隔離政策の問題点とともに、廃止にいたる道のりが審らかに記され、人間愛に満ちた氏の人柄と生涯が偲ばれる。
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- 感想投稿日 : 2015年11月17日
- 本棚登録日 : 2015年11月4日
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