経営コンサルタントの著者が、某中堅コスメメーカーの経営改革
を振り返る内容。読みやすい文体で書かれていますが、内容は
いたって真面目な本です。
経営変革のビフォアアフターが語られているのですが、ビフォア
で描かれている世界「上意下達」「ことなかれ」「他責と弁解」
は、ドコゾの組織でもありがちな話です。
笑って読めませんでした。
以下が本書を通じた著者のメッセージです。
・ビジネスのもとはアイディア。アイディアは個人の意思から
しか生まれない。社員がアイディアを出そうとワクワクしな
がら働いているような企業がこれからの主役となる。
= クリエイティブ経営
・株主価値、顧客価値とともに、社員価値を最大化することも
大事
・社員が面白いと感じるような職場にしないと儲かる事業活動
はできない(新しい仮説)
・社員=人は、「文句のつけようのない理屈」を語られたとき
よりも「心に響く現実」を示されたときこそ、本気で行動を
変えようとするものだ。
このあたりの考え方は、私もすごく共感します。
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- 感想投稿日 : 2012年4月16日
- 本棚登録日 : 2012年1月6日
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