生きることに精一杯で、自分のことは全部後回しにして家族に尽くすエンジェルの姿が痛々しくて、苦しくなりながら読んだ。
エンジェルが名前の通り“天使”のように純粋で、良い子すぎて、一気に読むことが出来なかったのだけど、たぶんそれは子どもの頃の自分を少し思い出したからだと思う。(純粋さはさておき、)自分が置かれていた状況が、エンジェルと通じるところがあったから。
良い子であらねばと子どもの割に自分を抑制していたところが。
心に星をおいて生きていく。
佐藤春夫の「夕づつを見て」という詩を思い出した。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
海外
- 感想投稿日 : 2012年12月14日
- 読了日 : 2012年12月14日
- 本棚登録日 : 2012年12月9日
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