東京バンドワゴン

著者 :
  • 集英社 (2006年4月26日発売)
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本棚登録 : 1978
感想 : 388
4

へー古本屋さんの名前だったのね。
せせこましい下町の入り組んだ路地にある古いお店兼カフェ兼自宅の東京バンドワゴン。
そこに暮らす4世代家族と馴染みのご近所さんの、人情味あふれる騒々しい毎日を描いています。
一応、古本自体は大して関係ないけど、いわゆる日常の謎も絡む展開になっています。

にぎやかで楽しい雰囲気で、安心して読めるんだけど、皆を見守っているおばあちゃんの語り口調が少々くどくて、ちょっとリズム感が悪いのね。
あと、個性的な登場人物が多すぎるからか、特に主人公が誰と定まってる風でもなく散漫な印象は否めません。

でも、あったかい気持ちになるし、本読みながらカフェでお茶したいなーって気分になります。
愛子や亜美とは仲良くなれそうな気がします。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ●さ~その作家
感想投稿日 : 2013年10月19日
読了日 : 2013年10月19日
本棚登録日 : 2013年2月15日

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