Story Seller (1) (新潮文庫)

  • 新潮社 (2009年1月28日発売)
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感想 : 963
4

旅行中に読もうと思ってたのに、結局はじめの伊坂幸太郎しか読めなかったこの本をようやく読みました。
アンソロジーって感想書きにくいなぁ。
せっかく豪華なラインナップなので一言ずつ。

伊坂幸太郎、ちょっとわかりにくかったけど、あれ?ってなっていろいろ確認してしまうところが伊坂幸太郎です。

近藤文恵、ロードレースのスピード感や過酷さだけでなく心の葛藤がほろ苦く、サクリファイスの続きが読みたくなりました。

有川浩は既読だったので、わかって読むと少々あざとい感じもしたのですが、それでも涙決壊寸前。(一度目は号泣だったから)

米澤穂信、この中ではいちばん好きだな。
なかなかホラーな展開だったけど、いろんな名作や名言の引用が効いていて、オチも見事。

佐藤友哉、唯一知らなかった人。
文章が若いなぁという印象だったけど、そう年変わらなかった。

道尾秀介、暗く重い話だけど、クリスマスソングをモチーフにした童話があたたかく、叙述トリックはありがちだったけどハッピーエンドでいい話ですね。

本多孝好、悪くないけど猫惨殺ってのがだめだな。
結局、秋山くんたちとアゲハの関係はあるのかないのか。と思ったら、ちゃんと話があるようで。

いろいろ読んでみたい本が増えました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: アンソロジー
感想投稿日 : 2013年8月23日
読了日 : 2013年8月22日
本棚登録日 : 2013年8月23日

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