白蝶花(はくちょうばな)

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本棚登録 : 493
レビュー : 92
著者 :
tiaraさん ●ま~もの作家   読み終わった 

大正の終わりから昭和初期を生き抜いた女性の、報われない愛の物語。
江戸の遊郭の花魁の恋模様を描いた「花宵道中」と同じく、本当に愛しい人とは結ばれない運命にある女たちの連作になっています。

悲恋に身を焦がし時代に翻弄されていく姿は、とても女性的でした。
いまより自由恋愛が難しく女性の自立も難しかった時代背景に関わらず、こういう禁断の恋的なのってやっぱり心ときめく媚薬なんでしょうね。
それでも強く生き抜いて世代を繋いでゆくのは女なんですから。

温泉芸妓の菊代と雛代
妾として売られた泉美
女中の千恵子とお嬢様の和江
恋は儚くとも、そこから得た命は続いていくし
羨望も嫉妬も女の友情には欠かせないものなのですな。

レビュー投稿日
2013年12月1日
読了日
2013年12月1日
本棚登録日
2012年12月4日
5
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