人質の朗読会

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本棚登録 : 3005
レビュー : 620
著者 :
tiaraさん 小川洋子   読み終わった 

普通の短編集として読んでもよさそうなお話たちが
遠い異国の人里離れた森の奥の小屋の中で、
ゲリラに拉致され監禁されている人質たちの自分語りとして聞くと
何とも不思議で切ない告白に思えます。
どことなく百物語のようで、ろうそくの火を吹き消すように
彼らの無残で非業な最期へのカウントダウンのようで、背筋がヒヤリとします。

淡々としすぎてよく分からない話もありましたが
どれも意味深長な気がして落ち着かない気持ちになります。
文章は美しいのだけど、なかなか入りづらい話ではあった。

「やまびこビスケット」「死んだおばあさん」「花束」
あたりが印象深い。

レビュー投稿日
2013年9月25日
読了日
2013年9月25日
本棚登録日
2012年12月4日
5
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