小さいおうち

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本棚登録 : 3150
レビュー : 669
著者 :
tiaraさん ●な~のの作家   読み終わった 

バージニア・リー・バートンのちいさいおうちもノスタルジックで物悲しい絵本でしたが、
こちらの小さいおうちも郷愁を感じる切ないお話。
まだどちらかというと若い世代なので
タキおばあちゃんのお言葉に苦笑してしまうこともあったけど
真摯な姿勢や奥に持ってる激しさに思わず背筋が伸びるような気がしました。

引き込まれてしまうのはどうしてだろうな。
ただ日記のように小さなおうちとそこに住む人たちのエピソードをつらつら書き綴っているだけなのに。
タキちゃんが、ある種の頭の良さを持っている女中さんだからなのか。
と思っていたら、最終章を読んでそういうことなのかぁとさらにじわーときました。
「聖なるもの/守られたもの」を描いたラブストーリーなんだね。せつない。

小さいおうちの紙芝居がすごく素敵。ありありと目に浮かぶんだけど。
それもこの本のすごいところですね。

戦前戦中の作品ていろいろあるけど、戦争を描いていないのってはじめて読みました。
健史の現代感覚がいい対比になっていて、そういう意味でもおもしろかったです。

レビュー投稿日
2013年1月22日
読了日
2013年1月21日
本棚登録日
2012年12月4日
6
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『小さいおうち』のレビューへのコメント

まろんさん (2013年1月23日)

ぎゅうっと抱きしめたくなるような物語ですよね。

タキさんが存命中は、面とむかって手厳しいことばかり言っていた健史が
亡くなったあと、タキさんの足跡を丁寧に辿ってくれているのも
なんだかとてもうれしくて、心が温まりました。

tiaraさん (2013年1月23日)

愛情というか憧れというか、タキさんの思いが詰まっていますよね。
健史くんもなんだかんだ思いやりがあって、よかったですね。
まろんさんの素敵レビューを読んでまた感動しました。

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