鍵のない夢を見る

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本棚登録 : 5093
レビュー : 908
著者 :
tiaraさん 辻村深月   読み終わった 

それぞれの話は短編ながらもしっかり描きこまれていて、閉鎖的な世界観とか、現実から回想そして回想から現実に持ってくる構成の巧さとか、印象の残る話ばかりなんだけど。
なんだけど、後味が悪く、どうもなぁ。
でも、その嫌な感じがこの本の魅力でもある。

泥棒の母を持つ友達、放火魔のストーカー、逃亡者の彼氏、夢に生きる恋人、赤ちゃんを誘拐される母親。
ある時期の人生を翻弄された主人公の自分語りで、物語は進んでいきます。
語り手の女性たちも、なかなかに自己愛が強く、ご都合主義なところが多々ありまして。
なんだかね、同性として解るけど見たくない部分がさらけ出されてる気がしました。
女の愚かさや惨めさや浅ましさや痛さがあふれ出てる。

それでも共感はしない。
特に、ベビーカーを見失う良枝さんには同情しても共感しないよ。

レビュー投稿日
2014年1月17日
読了日
2014年1月16日
本棚登録日
2012年12月4日
3
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