「旭川の叔父さん」
遺品整理に行った先で。
生前から友人選びを間違っていたのか、相手から執着されていたのか分からないが自分勝手な者たちばかりだな。
コレクションとして保管するには、保存や蒸発せぬようになど気遣うことが多そうだな。
「茶碗の中のひつじ」
唯一知る情報を頼りに。
本当は色々と話をしたかったのだろうが、互いの性格が壁となり最期まで渡せず大切に保管し続けたのだろうな。
全てを業者に任せてしまい向き合う事がなければ、何一つしらぬまま終わったんだよな。
「涙雨」
幸せで楽しかったから。
たった一夜とはいえ普段と違う時間に気分は高揚し、別れた後に突き付けられた現実に耐えきれなかったのだろ。
実際に何があったのか分からないが、止まった時と動く時を受け入れるのは大変だよな。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
太田紫織
- 感想投稿日 : 2022年10月28日
- 読了日 : 2022年10月29日
- 本棚登録日 : 2022年10月28日
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