路地裏のあやかしたち2 綾櫛横丁加納表具店 (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2013年11月22日発売)
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感想 : 39

「鎌鼬の話」
極度の人見知りである彼女の古い友人の宝物を守る為に。
いくら手入れのされてない物で部屋が圧迫され邪魔だとしても、何かしら思入れのある品があるかも知れないとか考えたりはしないのだろうか。

「座敷童の話」
息子家族が少しずつ実家に寄り付かなくなった理由は。
寂しがる彼女の為に小分けして依頼を出すのはいい案だったかも知れないが、それが本当の解決にはならない事を知る彼は色々と考えただろうな。

「ぬらりひょんの話」
あの時の感謝と貴方の名前が知りたいが為にとった手段とは。
偶然であろうがなかろうが彼、との出会いが彼女の人生を大きく変えるきっかけになった事にいつか本人も気付けばいいのに。

「人間の話 其の二」
何時もと何処か違う彼がみんなに隠していた事は。
葉書に描かれた始まりの作品が一夜にして遺作と成り果てた時の師の気持ちは、書き記すことが出来ない程色々な想いが渦巻いていただろうな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 行田尚希
感想投稿日 : 2016年12月5日
読了日 : 2016年12月5日
本棚登録日 : 2016年12月5日

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