湯屋の怪異とカラクリ奇譚 (2) (メディアワークス文庫)

  • KADOKAWA (2017年4月25日発売)
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感想 : 3

「半月堂」
湯屋にやってきた客は。
技師として訪ねてきたにしては回りくどいやり方だな…。
彼ほどの腕を持つ人が件の事も知らないというのも気になるな。

「帝都にて」
研究で得た知識を披露する場。
若くしてあれだけの知識を持っていた彼女はやっぱり凄かったのだな。
彼は知識を語り合う為だけに彼女の元を訪れたのだろうか。

「再会」
何もかもが不明な探し人。
これだけ情報がない状態で人を探すというのはかなり無謀なことでは…。
公に探さない理由は今も誰かに追われているからなのだろうか。

「件の産湯」
彼の身体を治すために必要な物は。
産湯の底に繋がる世界にも驚いたが。彩玉の正体は予想外過ぎた。
彼のためとはいえ、一人で何度も何度もあんな場所に訪れていた彼女は凄いな…。

「別離」
彼が探し求めていた人物は。
全て気付いて行動していたのかと思いきや、一番重要なところは指摘されるまで気付かないとは…。
幻であろうと身体が治って最初に見た世界に居た人物が自分の一番大切だった人というのは凄く幸せな事だろうな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 会川いち
感想投稿日 : 2017年5月13日
読了日 : 2017年5月17日
本棚登録日 : 2017年5月6日

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