マーキー「空室」、アーサー・コナン・ドイル「瀕死の探偵」、皆川博子「疫病船」の順で心に残った作品。戦災や疫病など緊急事態の中で人はどうなるのか?どのように考え行動するのか、それこそ、その時にその人の人間性がわかるのではないか。どの短編でも葛藤が描かれている。

2021年8月10日

読書状況 読み終わった [2021年8月10日]
カテゴリ ミステリー

「悦ちゃん」の少年版。何があってもくじけない12才の昌二郎君。登場人物の中でどうしても感情移入してしまったのは婆やのお民さんでした。

2018年5月11日

読書状況 読み終わった
カテゴリ 小説
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この小説1954年に新聞連載されたもの。今の世と違和感を感じない恋愛模様、獅子文六の手腕はさすがです。ロマンティックで洗練された物語で最後まで飽きずに楽しめた。帯や解説にある通りクールボーイミーツドライガール、若い二人と周りの大人たちを巻き込んだ超絶ドタバタ恋愛劇。あー面白かった!私は船越トミ子を越路吹雪が演じた新東宝で映画化された方を観たいです。

2018年3月4日

読書状況 読み終わった [2018年3月4日]
カテゴリ 小説
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商材がバナナって?と思いながら読み進めるといつも通り、
最後までノンストップで読んでしまう面白さ。世の中イロイロ変わっていくけれど、人の心のあり方はあまり変わらない。それは家族関係、男女の仲、仕事に対する考え方など全てに言える。帯にある通り、レトロ&ポップな小説でした。

2018年2月10日

読書状況 読み終わった [2018年2月10日]
カテゴリ 小説
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ウィーンが舞台のミステリー。主人公レミングと犬のカストロのからみが笑える。クロツニヒ警部は本当にイヤなやつ!

2017年12月17日

読書状況 読み終わった [2017年12月17日]
カテゴリ ミステリー

捜査官キャサリン・ダンス、刑事マイケル・オニール、コンピューターの専門家ジョン・ボーリング、この3人の関係も気になるところ。

2017年12月17日

読書状況 読み終わった [2017年12月17日]
カテゴリ ミステリー

キャサリ・ンダンスシリーズ、3作目から読む。面白いのでシリーズ残りも全部読みたい。

2017年12月17日

読書状況 読み終わった [2017年12月17日]
カテゴリ ミステリー

詩人茨木のり子が残した自筆のレシピに基づき再現された日々の献立と彼女の日記が織りなす楽しい本。ご主人「Y」との仲良しぶりが読み取れる。子供みたいでかわいい夫だったようですね。

2017年8月19日

読書状況 読み終わった [2017年8月19日]
カテゴリ エッセイ
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ルソーの絵画に秘められた物語をたどりながら真贋判定に挑む2人の学芸員と研究員。研究員は岡山の大原美術館で監視員を務める早川織絵という日本女性。彼女の過去と現在、そして読後に未来も想像させる読み応えのある美術ミステリーだ。

2017年8月6日

読書状況 読み終わった [2017年8月6日]
カテゴリ 小説
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どの章から読んでもいい。帯にある通り、折々に繰り返し読みたくなる。

2017年7月17日

カテゴリ 哲学

『惨い。酷い。辛い。』読む前からおどおどしてしまう帯付きの長編ミステリー、いつもながら読み始めると止まらないミネット・ウォルターズ。男性側から女性に対して勝手に貼られたレッテルについて注意を喚起するというのが本書の隠れた目的であるという解説の一文があった。犠牲者は遺体となって登場するので彼女の言い分は聞こえてこない。なので、周囲の証言から殺された方にも何かしら非があったように感じてしまう。実社会に置き換えて考えてみると恐ろしいことだ。ひとりの人間とは、そんなに単純ではない、いろいろな側面を持つということを忘れてはいけない。ミネット・ウォルターズにしてはめずらしく、最後に心がホッとするシーンがあるのが救いだった。

2017年4月15日

読書状況 読み終わった [2017年4月15日]
カテゴリ ミステリー

ウォルターズがデビュー作『氷の家』以来一貫して掲げる3つのテーマ。マイノリティに対する軽視と偏見、弱者に対する支配、そして家族のあり方。(あとがきより抜粋)想像を超える残忍な事件と登場人物の辛さや悲しみに読むのを途中でやめそうになるけれど結末が気になって結局一気読みしてしまう、それがウォルターズのミステリー。次は『破壊者』を読みます。

2017年2月17日

問屋街好きです。行ったことのある店や町もイラストマップで見るとまた楽しいんだよねー。東京は割と好きな散歩コースが掲載されていますが名古屋や大阪は知らないコースだものね、行ってみたいなぁ!

2016年11月13日

カテゴリ その他

いま、西日本に惹かれている。

2016年11月13日

カテゴリ MOOK

品川を出て大阪に到着するまでの『七時間半』。この小説の舞台、特急ちどりで働く人たちと乗客たちがその『七時間半』に繰り広げる物語。1960年の1月〜9月まで週刊新潮に掲載されたという獅子文六の大衆小説。ラブありサスペンスありのコメディーです。舞台を現代に移したらタイトルは『三時間半』とかで乗り物は特急から新幹線に代わるのかな〜。

2016年11月13日

読書状況 読み終わった [2016年11月13日]
カテゴリ 小説
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獅子文六の小説3冊目、またしてもダメ男登場。小説の舞台は戦後の日本なのに登場人物は現代にもいそうな人々だから面白いのかな。ダメ男を追いかけ回す花輪兵子の迫力がスゴイ、笑える。映画では淡島千景が演じたんだって。スピード感のあるストーリーに引き込まれ、今、4冊目を読書中です。

2016年10月16日

読書状況 読み終わった
カテゴリ 小説
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数年前に御茶の水で湯島聖堂の崖を上から眺めて何かの縁を感じたのは、昔読んだこの「自由学校」の舞台だったからなんだ。66年前のやっと戦争から解放された日本が、まるで大病の快癒期のように前向きで約束された明るい未来に向かって誰もが進んで行く、そんな時代背景の中で、ぐうたら亭主としっかり女房が織りなすドタバタ劇。当時、同時に2社が映画化したほど売れた小説なんだって。映画も観てみたい!

2016年9月15日

読書状況 読み終わった [2016年9月15日]
カテゴリ 小説
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積年の恨み‥‥恐ろしい。。

2016年8月14日

読書状況 読み終わった [2016年8月14日]
カテゴリ ミステリー

最初に読んだのは中学生のときだった。大人の恋愛に憧れていたのかな。この小説は『可否道』というタイトルで1962年から翌年まで読売新聞の連載小説だった。1970年代に読み、本屋で見かけ懐かしくて2016年に再読。いつ読んでも今の話みたいに思える。エンディングがモリシゲの社長シリーズのラストシーンみたいで笑える。そこが昭和を感じるハッピーなシーン。コーヒーを飲みながらページをめくり、とても明るくのんびりした気分になりました。

2016年7月17日

読書状況 読み終わった [2016年7月17日]
カテゴリ 小説

読んだのは創元推理文庫の本でものすごいページ数、文庫で上下巻に分けないし文字も小さくて、なのにずっと何月何日何してた?って内容でもう疲れちゃった。終わってみると問題を抱えた3つの家族の話。登場人物に好きになれる人が一人も出てこない、つらい話でした。

2015年3月31日

カテゴリ ミステリー

子供が巻き込まれる事件って気分がめいる。映画になっても観に行けない。。

2015年3月31日

カテゴリ ミステリー

「三四郎」の新聞連載にはじまり再び読み続け、ひとまずこの「それから」で漱石文学一休み。森田監督が映像にしたかった理由がわかるくらい私も大人になったんだな。中学生の頃はなんだか内容もよくわからなかった。でもあの頃と同じ感想もある。「三四郎」の中の与次郎が印象に残りまた今回も『こんなヤツいるよな』と周囲の人の顔が浮かんだり、「こころ」の読後は鎌倉の海辺を歩きたくなり、「それから」の赤い風車ぐるぐる‥‥いい大人が遊んでばかりなんて、人間は仕事しなくちゃダメだ。みたいなトコです。

2015年3月31日

カテゴリ 近代文学
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NYの老舗コーヒーハウスを舞台におこる事件を店主・クレアが捜査に乗り出す、リラックスして読めるミステリー。藤本将氏が描くところのカバーイラストのクリームサンド・クッキーがホントに美味しそうに見える。挿絵もカワイイ。

2014年4月13日

カテゴリ ミステリー

こんなこと絶対にあってはならないと思う反面、実際にあるのでは?と疑ってしまうくらい練られたストーリーに胸が締めつけられた作品でした。Never let me go‥私はBill Evansバージョンで聴きました。今度はボーカルで聴いてみよう。

2014年4月13日

カテゴリ 小説
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