ガラパゴス化のススメ

著者 :
  • 講談社 (2010年9月10日発売)
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本棚登録 : 41
感想 : 6
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下妻物語をきっかけに世界に広まった日本のロリータファッションを中心に日本独自のファッションやアニメなどの「カワイイ」に象徴されるサブカルが世界でどのような評価を受けているのか、筆者が世界をまわって活動するうえでの経験談ないし、そういった中で感じてきたことを考察している。世界において「カワイイ」で評価される日本の文化の需要は大きい。しかしながら当の日本人はその状況を知らないために、たとえば韓国であればその積極性から韓流アイドルの世界席巻に見えるように自信を持って自ら世界に広がって行っているが、日本を見ればみずからは進んで広まらず日本文化に魅了された人々がネットなどを利用して日本に近づこうとしているのが現状である。ガラパゴス化とはただうちにこもって独自のものを生み出すことではない。独自性を保ちつつ、それを世界にアピールすることこそが今後のガラパゴス化日本とその経済の立て直しのキーワードと筆者はいう。ただこの本での問題点はその主眼がロリータファッション中心であることである。日本を見ても、決して万人がサブカルにいい印象を持っているわけではない。対象も若者だけである。ジャパンエキスポのようなものが世界各地で開催されるようになったのはわかるが、だからといって容易な文化浸食はと思うところがある。あとこの本は1~3章までは筆者が世界で出会ってきた人の趣向や各国での取り組みなど、4章でそれらをまとめた考察なので4章だけ読めばいいかもしれないと思った。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 社学
感想投稿日 : 2011年10月26日
読了日 : 2011年10月26日
本棚登録日 : 2011年10月26日

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