レディ・ジョーカー 上 (新潮文庫)

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本棚登録 : 2223
レビュー : 178
著者 :
tikuoさん ミステリ   読み終わった 

複数巻の長編を平行に読破しよう月間。真打ち。「グリコ森永事件をベースにした長編」と言われたら、読まざるをえない。

のっけから、部落差別に基づく悲劇と不幸な家庭の話が、割と駄長な感じで続くので、いつになったら何か起こるのかと思っていたら、300ページ位でようやく本題へ。本題なく上巻が終わったらどうしようかと思う。

高村作品は恐らく初めてなのだが、ちょっと文体に癖があり、唐突な話題の開始と、どうでも良い描写の付加があるため、その世界に入り込めないと、なかなか理解できない。実際に電車で本を開いて読書再開から1~2分、頭がフリーズしてしまう。

どうでも良い描写の付加については、何度か読み返した時により生きてくるのだろう。伏線かと思って期待してしまうとかなり辛い。

また、物語の性質でも有るが、章によって主人公がガラリと変わる上、登場人物もかなり多めなのでなかなか追いつくことは難しいかもしれないが、割と適当にあしらっていたら良いようだ。

さて、事件についてのベースは整い、グリコ森永で言うと、"水防倉庫"の話が終わった所で上巻は終わる。犯人はわかっていても、狙いがわからないという状態だ。

「グリコ森永」を知っている人は面白いのか、知らなくても楽しめるのかは、まだわからない。知らないという前提は持ち合わせていないので、中巻以降に期待。

レビュー投稿日
2017年4月7日
読了日
2017年4月7日
本棚登録日
2017年4月7日
2
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