寺田寅彦 科学者とあたま (STANDARD BOOKS)

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本棚登録 : 185
レビュー : 18
著者 :
地球っこさん 文学全集・シリーズなど   読み終わった 

──あらゆる文明の利器は人間の便利を目的として作られたものらしい。しかし便利と幸福とは必ずしも同義ではない。

わたしもそう思います。世の中は便利な製品が溢れ生活に彩りを添えゆとりを与えてくれます。でもそのゆとりはホンモノですか?何だか疲れていませんか?忙しく追い立てられてませんか?不安になっていませんか?今あなたは幸福ですか?

──将来いつかは文明の利器が便利よりはむしろ人類の精神的幸福を第一の目的として発明改良される時機が到着する事を望み且つ信ずる。

その時機は今なのかもしれません。

──もしこの私の空想が到底実現される見込がないという事にきまれば私は失望する。

わたしたちは寅彦を失望させてないでしょうか。

──同時に人類は永遠に幸福の期待を棄てて再びよぎる事なき門をくぐる事になる。

こんな未来は誰も望まないでしょう。わたしたちを豊かなな生活に導いてくれ、安全を与えてくれる文明の利器には二面性があること、時にわたしたちの生命を脅かし、牙をむくこともあることに気づきはじめました。皆が幸せになることを望んでいるのに、わたしたちの世界は今も不均衡で危うくて。
文明の利器らは現代ももまだ便利なだけでしょうか?いいえ、そんなことはないと信じたいと思います。美しい平和な世の中になるには精神的な幸福が大切だってことに。みんな動きはじめてると思います。

レビュー投稿日
2017年11月24日
読了日
2017年11月24日
本棚登録日
2017年11月24日
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