神様のカルテ (小学館文庫)

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本棚登録 : 97
レビュー : 6
著者 :
pianissimoさん ヒューマンドラマ   読み終わった 

いきなり2巻を買って読んでしまったので、仕切り直しで1巻を読む。今回のテーマは「大学病院で先端医療を学ぶのが良いか、在野で年寄りとアル中の患者を診るのが良いか」ってところかな。作者の答えは後者で、「医者は治療するだけでが仕事ではない」というのが言いたいところかな。この作者、とても言いたいことが分かりやすいし、登場人物は「みんないい人」なので割と読むのが楽。
気になっていた漱石かぶれの内科医・一止と最愛の妻で山岳写真家のハルとの慣れ染めも分かった(どうして二人が結婚するにいたったかは謎だけど)し、この世を去っていく人たちもたくさんいるのだけれど、みんないい人。今回の一番の「いい人」は末期がんの患者・安曇さん。自分が死ぬ時は、彼女のような死に方ができればいいなと思う。というか、この一止が勤めている病院で死にゆく人はみんないい人なんだよねえ。
けれど現実に、そこまで患者の望みをかなえてくれるほど余裕のある医師もいないだろうし、医者はみんないい人とも限らないし、みんながみんな一生懸命に患者のことを考えているとも限らない。この病院は忙しいけれど、作者の理想の病院なんだろうな。3巻も出ているらしいけど、文庫になったら読もうかな。

レビュー投稿日
2013年2月8日
読了日
2013年2月8日
本棚登録日
2013年2月8日
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