こころの薬 幸せになれる診療室 (新潮文庫)

  • 新潮社 (2009年12月24日発売)
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ブックオフで買って、とても読みやすい本でした。

最初の方はいろいろと精神科医とは…のような話題でなるほど~と関心することも多かったのですが、最後のほうが、「だめんずウォ~カ~」の作者の倉田さんが「男」について語っていて下品だなぁと思って少し微妙でした。

私は男・女として人を見るのではなく、一人の人間として接したいと思っているので「男は~」なんて語っちゃうのがナンセンスだと思います。

精神科医の大平さんは対談を見ても、プロなのにとても謙虚でいいなぁと思ったのと同時に、倉田さんは人を型にはめて決め付けが多いというのが見られて、人を決め付けるのは良くないと思いました。

マクドナルドで20代のOLが話しているみたいな内容でした。

でもひとつこの対談で発見したことは、最近の世の中は「アラサー」「アラフォー」など年齢を気にする傾向がとても強いということに気づかされました。
私もアラサー、アラフォーなど流行語として何の疑問も持たずに使っていた言葉ですが、確かにこういう言葉は必要以上に年齢を気にしてしまうし、それでなんか色々考えすぎてダメになっちゃったりするので、あまり使わないようにしようと気づきました。

そう思うと、私たちの精神的概念って結構世の中に振り回されているのかも…と、思うと自分というのをしっかり持たないといけないな!って心から感じました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2014年12月8日
読了日 : 2014年12月6日
本棚登録日 : 2014年12月8日

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