異なる医術でも導き出される答が一致するところ、源流を辿れば同じところがある。異なる流派でも病の苦しみを癒したい考えは同じである医師たちが、お互いの術を学びあいたい、と盛んに交歓していくことを期待させる終わりで良かった。

2020年6月27日

読書状況 読み終わった [2020年6月27日]

軽く読めました。
花咲小路シリーズの、淳ちゃん刑事とミケさんを思い出させる、いかにもこの著者さんらしい世界。
ミュージシャンが必ず出てくるのも良いです。
喫煙シーンが多いのもお決まりで、ここはタバコ嫌いの読者は目を瞑るしかない。
どんな人にも、特技や、他人より秀でた何らかの能力を持っていたりするのかも。社会をより良くするために使ってほしいですね。

2020年6月24日

読書状況 読み終わった [2020年6月24日]

ひとつひとつの独立した短いお話の集まりなので、毎日それこそお茶を飲むときのように、ちょっとした時間に読み進めるのにちょうどよかった。
優しくてほっとする、心落ち着く文章。
抹茶、玉露、煎茶、番茶の違いの説明も分かりやすくなり、これからの日々のお茶選びが楽しくなりそう。
抹茶というと茶道をイメージされることが多くなってしまうけれど、家庭でもっと気軽に飲んでいいものだと書かれていてとても点ててみたくなる。急須が要らない、茶殻を出さずに済む、茶筅と茶碗たけあれば楽しめる究極のインスタントティー、という一文で、一気にカジュアルでエコなイメージになった。

2020年6月21日

読書状況 読み終わった [2020年6月12日]

心酔する芸術作品への愛、おじいちゃんおばあちゃんへの愛、血縁はなくても一緒に暮らす人たちのお互いへの思いやり。今回もたくさんのLOVEが詰まっていて幸せな一冊でした。
サチさん、若者文化にもすごく詳しくなってますね。

2020年5月25日

読書状況 読み終わった [2020年5月25日]

児童向け、ルビもふられた大きな文字ですが、もちろん大人にも読んでほしい。
高校生からバレエを始めるというのはプロを目指すには遅いようにも思いますが、大前さんの学ぶことへの熱意がそれを覆します。
やりたいことがある、なりたいものがある。それにはこれを学ぶ必要があるから学ぶ。学ぶにはお金が足りないからバイトを掛け持ちする。とてもシンプル。しかし実行できる人はそうそういるものではないでしょう。ブレずにたいへんな努力を続けられ、今も新しい表現と技術を得ようと常に動き続けていらっしゃいます。
プライドが邪魔することなく他人に教えを乞うことも、なかなかフツウにはできない人が多い。
読者の心に何らかの意欲をもたらしたり、輝くべき未来のある子どもたちに学びへのヒントを贈ったりしているような、熱く心動かされる本でした。

2020年5月23日

読書状況 読み終わった [2020年5月23日]

英語の学習本ではなく、英語やスケートに取り組んできたこれまでのことを書いたエッセイ的なもの。
文章もスケートのように洗練されていて、ほんとうに才媛なんだなと脱帽。
スケートの練習量や努力ということで話題にのぼることの多かった彼女ですが、他人と比べたことがないから自分では練習量が多いのかどうか分からないし、他人より努力しているという意識も無かったとのこと。こういうところも嫌味が無くて良いんですよね。
新コーチのもとで、また飛躍することでしょう。
写真もすごくかわいい。

2020年5月9日

読書状況 読み終わった [2020年4月1日]

メンタルケアに関する本を読んだときに出会った内向型・外向型という括りに興味を覚え、著者の内向型プロデューサー、カミノユウキさんのTwitterもフォローしていました。
なにかと生きづらさを抱えることも多い内向型の人々が救われる言葉がたくさん書かれています。

私は間違いなく内向型なのですが、それはずっと欠点だと言われてきて、振り返ればこれまで随分と思い悩むことが多かったように思います。
それで何十年生きてきたのだから、もちろんこれを読んですぐに欠点ではなく個性だと言い切ることはできそうにないけれど、世の中3分の1が内向型だと知れただけでもわりと楽に感じられるかも。

2020年2月8日

読書状況 読み終わった [2020年2月8日]

少し昔の、または異世界のように思いながら読んでいたけれど、トイレの状況や、ネット動画などのデマ、スマホを愛用する団員など、すごく現代の現実的な世界でした。どの国の人も、障害を持つ人もLGBTも輝ける場所。レインボーサーカスは社会の縮図なのかもしれないなと思いました。

2020年1月22日

読書状況 読み終わった [2020年1月22日]

出たばかりのころに読んだのだけど、何年もたって再読。「蜜蜂と遠雷」的な、"あっち側の人たち"との境界を考えさせられる、演劇界の物語。劇中劇など二重三重に楽しめました。

2020年1月22日

読書状況 読み終わった [2020年1月22日]

セイさんが絡んでくるとやはり楽しい。美術品ミステリーみたいでワクワクしました。
それぞれがどこまで知っていて、誰が誰の仲間で、誰が誰を欺いているのか…。でもみんな愛がある。
ここの商店街はタダモノではない方々ばかりですね。またシリーズ最初から読み直したいです。

2019年12月16日

読書状況 読み終わった [2019年12月16日]

「蜜蜂と遠雷」の登場人物たちのその後や過去が垣間見える短編集。コンサートが終わりアンコール、みたいなリラックスした、さらりとした物語で快かったです。
塵君とホフマン先生の出会いのお話に心和みました。

ところで恩田さんの作品の中で「常野物語」シリーズも好きなのですが、塵君は常野みたいだな、なんて思っていました。

2019年10月17日

読書状況 読み終わった [2019年10月17日]

あちこちから頼まれて謎解きに奔走するのはいつものことですが、今回は麻之助の支配町の裁定が少なかった。裁定らしきものを玄関でしたのは「まちがい探し」のお話くらいだったかな。この先、跡を継いだら他の頼まれごとなどやってはいられなくなるのでしょうけれど。
後妻さん候補、出てきました。吉五郎と一葉のことも気になるし、まだまだシリーズ続きそうですね。

2019年3月28日

読書状況 読み終わった [2019年3月28日]

心に響く言葉がたくさんあった。
お茶のことはまったく分からないけれど、何か、瞑想のようでもあるのかな、と感じた。そのうえ、あらゆる芸術に通じる面もある。
お茶でなくても、何かを継続することで得られる、気づく、素晴らしい体験を楽しみに、毎日コツコツ、丁寧に過ごしたいと思う。

2019年2月27日

読書状況 読み終わった [2019年2月27日]

「ツバキ文具店」を出すあたりの年の日記。
本当に必要なモノ、気に入ったものとともに、丁寧に、軽やかに、こんな暮らし方を出来る人もいるのだ、と、とても豊かな気持ちになった。
ラトビアの夏至祭の体験記が素敵。

2019年2月18日

読書状況 読み終わった [2019年2月18日]

登場人物がみんな、どこかズレを生じさせながらも良い人たち。森宮さんは最高だ。森宮父娘の会話の場面が淡々としていながら愉快で絶妙だった。
ラストは涙溢れて、晴れ晴れ爽やか。

2019年4月12日

読書状況 読み終わった [2019年4月12日]

この著者さんの作品は単純なハッピーエンドでない(想い人とは結ばれない)ことが多い印象で、あぁ、これもなんだか容赦なく…と思っていたら、ちょっと救いがある感じで良かったです。

2019年1月23日

読書状況 読み終わった [2019年1月23日]

主人公は駐車場の管理人、車が管理室兼住居、そして亡くなったはずのお父さんが…、というおもしろい設定で、今回もあたたかい人情と小さなミステリーを楽しみました。
過去の登場人物たちもさりげなく活躍するので、また1から読み直したくなります。

2018年9月27日

読書状況 読み終わった [2018年9月27日]

音楽活動をしたことのある方々なら特に、きっと共感する部分がたくさんあると思います。趣味として楽しむ愛好家と、プロの音楽家と、天才アーティストとの境目。天才を評価できる人の存在。優劣を付けられるような世界ではないけれども付けなくてはならないコンクールの矛盾と残酷さが胸を刺します。
出場者それぞれの演奏曲と作曲家についての詳細も書かれ興味が湧いてきて、聴きながらまた読んでみたい。
一音一音の持つ力や音の流れがこんなふうに文章に表されるとは、圧倒されました。
劇中劇のように奏者それぞれが創り出す物語が深く描かれるのも恩田さんぽくて、引き込まれていきます。
明石君が必ず正しく評価されると信じて読んでいたので、最後に本当に幸せな気持ちになりました。あの3人のその後もまた見たいです。

2018年8月14日

読書状況 読み終わった [2018年8月14日]

秀八の、落語や芸への愛が伝わってきます。落語家たちの師弟関係も厳しいけれど美しいですね。寄席を見守る町の人たちの賑わいも楽しい。
充実したお話だったのですが終わりかたには少し拍子抜け?これで終わりなの?あの人はどうなったのだろう?と思い…。でも解説を読むと、シリーズものだとか今後の展開が楽しみだとか書いてあるので、続くのでしょうかね。
また読める日が来るのを待つことにします。

2018年7月30日

読書状況 読み終わった [2018年7月30日]

お決まりのサチさんのご挨拶と、大騒ぎの朝ごはん。またこの日を迎えられて嬉しい。藤三記念館設立準備に関わる部分のお話がとても好きです。
最終話、ヘイ・ジュードの歌詞が素晴らしくハマります。そういう歌詞だったのか。聴きながらもう一度読みたい。

2018年5月2日

読書状況 読み終わった [2018年5月2日]

二人の作家で、二人の主人公目線で交互に紡がれる形態でしたが、まったく違和感無くテンポよく読めました。宮下さん作品はまだあまり知らないのですが、全体的な設定は小路さん色が強いのかな?バンドワゴンシリーズに組み込まれていても良さそうな雰囲気の家族愛と音楽愛に、じわじわと心ほぐれました。

2018年4月25日

読書状況 読み終わった [2018年4月25日]

タイトルの感じでは正直惹かれなかったのですが、読み始めたら、2鬼や江戸時代人の連れ2名とのやり取りに大いに笑わされ、血みどろ描写もありながら軽やかでした。しかし小学生ってこんなに知識豊富なのかな。

2018年3月26日

読書状況 読み終わった [2018年3月26日]

最近、西條奈加作品ばかり読んでいます。いくつか読んだ中で共通するのは、いつも善と悪が単純なものでないところでしょうか。今回のはちょっと切ない終わり方だったかな。女性たちの強さが気持ち良いです。

2018年3月26日

読書状況 読み終わった [2018年3月26日]

安定のおもしろさ、善人長屋3作目。そもそもが「後ろ暗い」から、どのお話もすごくハッピーエンド、という感じではないのだけれど、何かしみじみする。捨てる神あれば拾う神あり。

2018年3月2日

読書状況 読み終わった [2018年3月2日]
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