路線バスにまつわる様々なネタをかき集めた雑学本。ネタは広範囲かつ実に細かい。八木新宮線のようなマニアには有名すぎる話から、毒蛇対策を施す奄美のバスといったディープすぎる話題まで、本当に色々です。バス停間の距離の日本最長なんて、どうやって調べたんだろう。と言うか、「近藤商店」って何者?執筆陣の調査能力と熱意に脱帽です。
ただ、本の体裁としてはネタを集積しただけであり、起承転結を感じないというか(当たり前ですね)、読後の爽快感に欠けるというか…。コラムとして読む分には中々の面白さだと思います。
なお、タイトルに「思わず人に話したくなる」とありますが、話す相手は慎重に選びましょう(笑)。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
紀行・エッセイ
- 感想投稿日 : 2017年5月15日
- 読了日 : 2017年5月15日
- 本棚登録日 : 2017年5月15日
みんなの感想をみる