現セブン&アイ・フードシステムズ社長の大久保恒夫氏が、
これまでの経験から、小売業のあるべき姿を論じた本。
著者が常々言う「小売業は柔らかいもの」がよくわかる。
自分は大学院で大久保氏の授業を受けたことがある。
その際は成城石井というやや特殊なスーパーだけで通じる
ノウハウである感は否めなかったが、本書ではかなり汎用性が高く、
小売業全般で通じる内容として読むことができる。
但し、授業で話を聞いているから理解できるのか、
誰が読んでも理解できる内容であるのかは個人的に判断できない。
大久保氏自身が危惧している小売業の人気の低さ。
本書を読んで小売業を希望する人が増えるかは微妙であるが、
現在小売業に携わっている人にとっては多くの示唆が得られる内容。
しかも、大変読みやすい。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ビジネス
- 感想投稿日 : 2011年4月19日
- 読了日 : 2011年4月19日
- 本棚登録日 : 2011年4月19日
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