ノストラダムスが生きた時代からフランス革命にいたる流れが絵物語のように描写されていたことには驚き以外ない。ノストラダムスが脳内で視たであろう衝撃的な光景は、詩という形以外では伝えることが出来なかったに違いない。
4行詩は極めて視覚的な表現がなされており、歴史ドラマの進行と相まって、当事者であるかのような緊迫感を感じながら読み進めた。
著者はフランス文学の専門家の為か、近代、日本、そして未来に関する予言の解説には同様の説得力は見出せなかった。また、詩の性質上、未来に起こることを今、解き明かすのは非常に困難であるらしい。
現代についても多くの予言が残されていることと思う。今進行中の出来事がどう表現されているのか知りたいところである。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
歴史
- 感想投稿日 : 2016年7月23日
- 読了日 : 2016年6月23日
- 本棚登録日 : 2016年7月23日
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