日本語「主語」論の古典中の古典。
現在の言語学や日本語学ほどの理論的道具立てを持たない当時の国語学が、膨大な例文を提示しつつ「主語」なる概念の多義性、不明瞭さを浮き彫りにしていく手法は見事。
しかし、当然と言えば当然だが、やはり理論的な明晰さは、現代言語学に譲らなければならない。
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- 感想投稿日 : 2015年5月26日
- 読了日 : 2015年5月26日
- 本棚登録日 : 2012年5月20日
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