ノスタルジア (角川文庫)

著者 :
  • 角川グループパブリッシング (2009年2月25日発売)
3.87
  • (30)
  • (24)
  • (24)
  • (7)
  • (1)
本棚登録 : 185
感想 : 31

青春文学大賞って今は無きコンテストで大賞だった本です。
この本は自分が20才の時に出会い、
初めて自分でまともに買った本だと思います。
当時筆者の埜田杳さんも二十歳だったことにも驚いて
こんな文章かける人がこの年でいるんだなーという印象でした。

主人公の男の子とそのクラスメイトの男の子と女の子。
特に親しいわけでもなく、帰りが一緒だったら駅までは一緒に歩く位の
ゆるい関係の3人。
「あれ」と呼ばれるファンタジーな病気にかかってしまう以外は
いたって普通の作品です。
当時は「セカちゅう読んで感動した!!」って笑顔で勧めてくる奴に読んで欲しい。
と勧めていたけど、
今言うなら「桐島、部活やめるってよ」
見て面白いと思える人にはお薦めです。
学生時代そんな明確な青春時代を送ってこなかった人、
夜ただなんとなくだけど、眠れなかった人、
とかなどもオススメです。

作中の人と人との関係があまりにも薄いけど、
きっとそれくらいの方が上手くいくんだろうなって思わせてくれた作品。
あと死って概念が泣くためのツールに成り下がってると思わせてくれた作品。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 和書・文芸
感想投稿日 : 2013年3月26日
本棚登録日 : 2013年3月26日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする