解説が山尾悠子だったので購入してみたら、『墓場の少年』の著者だった。角川文庫の翻訳ものはあまり注目していなかったからな……。
硬質な短編と詩を収録。詩のことはよく解らないが、本書においては、詩の存在がいいアクセントになっていて、スパイス的な存在感があった。短編もバラエティに富んでいて、幻想小説だけでなく、ホラー色の強いもの、SF寄りのもの、パスティーシュなど、次は何が飛び出してくるか解らない、おもちゃ箱のような1冊になっている。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2019年7月23日
- 読了日 : 2019年7月23日
- 本棚登録日 : 2019年7月21日
みんなの感想をみる