辻潤のエッセイ集……とはいえよく知らない作者で、買ったのはタイトルに惹かれたから。
『辻潤エッセイ集』という副題がついているが、はっきり『小説』と明記されたもの、小説ともエッセイとも散文詩ともつかないものなど、収録作は一筋縄では行かないものが多い。書き言葉より話し言葉に近い文体で、次々と頭に思い浮かんだものを書いているように思えてしまう。読者に直接語りかけ、作品世界にのめり込ませる力は、文体の魅力も大きいだろう。
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- 感想投稿日 : 2014年11月21日
- 読了日 : 2014年11月21日
- 本棚登録日 : 2014年11月20日
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