あおい (小学館文庫)

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本棚登録 : 2548
レビュー : 266
著者 :
todo23さん 一般   読み終わった 

西さんのデビュー作なのか。読みながら良い意味で違和感を覚えます。ある意味、完成度が高い。ひょっとして現在のものより良いんじゃなかろうか。同時に何かを「描きたい」という強いモチベーション・意思のようなものを感じます

どこかキチンとして無くて、将来とか世間とか気にしないけれど、今の一瞬や仲間にはそれなりに誠実な「現代の若者」を描いた作品。
私の中で西さんは「どんな人であれ、自分を肯定しようよ」と語りかけてくる作家さんです。ただ、この作品ではそこはあまり強く感じません。ポジティブに肯定するというよりニュートラルにあるがままに描く、そんな感じの作品です。

登場人物たちの思わぬ発言や行動、流れとは無関係に思えるもの、逆らうようなものがしばしば現れます。でもそれが不自然ではなく、むしろ心や気持ちの揺らぎを表しているようで、上手いなと感じます。
改めて良い作家さんだな~という印象です

レビュー投稿日
2018年11月8日
読了日
2018年11月7日
本棚登録日
2018年11月8日
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