コールドゲーム (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2005年10月28日発売)
3.40
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本棚登録 : 3909
感想 : 464
3

いや、今までと全く違いました。
いつものユーモアを期待していたのですけどね、それは全く影をひそめ、陰湿ないじめとそれに対する復讐という、ひたすら暗い内容ですね。
いじめの加害者側が主人公というのは、ちょっと変わった視点のようにも思います。しかしいじめそのものが主題では無いので、深く突っ込まれることは無い。
次々に同級生を襲う恐怖。正体のわからない犯人。やはりサスペンスに分類される内容でしょうね。その分、(サスペンスに興味に無い)私の評価は下がってしまいます。確かに、背景、人物設定など良く出来ているとは思いますが。
エンディングは荻原さんらしくスッキリしていて、そこに救いがあります。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリー
感想投稿日 : 2017年10月30日
読了日 : 2006年3月4日
本棚登録日 : 2017年10月30日

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