いや、今までと全く違いました。
いつものユーモアを期待していたのですけどね、それは全く影をひそめ、陰湿ないじめとそれに対する復讐という、ひたすら暗い内容ですね。
いじめの加害者側が主人公というのは、ちょっと変わった視点のようにも思います。しかしいじめそのものが主題では無いので、深く突っ込まれることは無い。
次々に同級生を襲う恐怖。正体のわからない犯人。やはりサスペンスに分類される内容でしょうね。その分、(サスペンスに興味に無い)私の評価は下がってしまいます。確かに、背景、人物設定など良く出来ているとは思いますが。
エンディングは荻原さんらしくスッキリしていて、そこに救いがあります。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ミステリー
- 感想投稿日 : 2017年10月30日
- 読了日 : 2006年3月4日
- 本棚登録日 : 2017年10月30日
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